【Mac】見えなくなった107GBパーティションを復活させる方法 (その2) UbuntuのGPartedを使う

ディスクユーティリティを使ってハードディスクの容量を確認すると、本来640GBほどあるはずなのだが532GBほどしか確認できない。つまり107GB程度足りないのだ。

ハードディスク容量は640.14GB。それに対し確認できる容量はDATAの431.27GBとMacHD2の101.15GB、合計532.42GBのみだ。107.72GB(640.14 – 532.42)足りない。

そこで本来あるはずの領域107GBを復活させる方法を検討する。

前回、いくつかの方法を検討した。

今回は、USBメモリにインストールしたUbuntu Mateで起動し、パーティション操作ツール「GParted」を使って、不可視領域にある107GBを可視領域に復活させる方法を紹介する。


USBメモリにUbuntu Mateをインストール

VirtualBoxのUbuntu Mateには「ブータブルUSB」を作成するメニューがあるので、それを実行するだけでUbuntu MateをUSBメモリにインストールできる。

Ubuntu MateのインストールISOをダウンロード

ダウンロードしたISOファイルをVirtualBox上のUbuntu Mateからアクセスできる場所に保存する。VirtualBoxでホストOSと共有できるフォルダを設定して、そこに保存するのが良いだろう。

VirtualBox上のUbuntu MateにUSBメモリを認識させる

VirtualBox上のUbuntu MateがUSBメモリを認識するのであれば、この項目の作業はいらない。僕の環境では認識しなかったので以下の作業を行った。

MacにUSBメモリを挿す

先程ダウンロードしたISOイメージのファイルサイズ以上の容量が必要になる。

VirtualBox起動

複数仮想マシンがある場合は、使用する仮想マシンを選択する。
次に、上部にある「設定」をクリック。

「設定」

上部メニューの「ポート」をクリック。

「ポート」の設定

「USB」をクリック。

デバイスフィルターにUSBメモリを追加

右側にある上から2番目の「+」アイコンをクリックし、挿してあるUSBメモリを選択する。

追加後、「OK」をクリックし、メイン画面に戻る。

一旦USBメモリを外す

仮想マシン起動

上部メニューの「起動」をクリック。

仮想マシンが起動した。

起動後、再度USBメモリを挿す。

USBメモリがマウントされると、画面左上にアイコンが表示される。

ブータブルUSBの作成

まず、「システム」>「システム管理」>「ブータブルUSBの作成」をクリック。

「書き込み元のディスクイメージ」

上欄の「書き込み元のディスクイメージ」にはダウンロードしたISOファイルを選択する。
選択するには上欄の右下にある「その他」をクリック。

「その他」

ダウンロードしたISOファイルを保存した場所を開きファイルを選択。次に「開く」をクリック。

「使用するディスク」

「使用するディスク」にインストール先のUSBメモリが選択されているかどうか確認する。次に「ブータブルUSBの作成」をクリック。

これで、USBメモリへのUbuntu Mateのインストールは完了だ。

「GParted」を使って、見えなくなった107GBパーティションを復活させる

次に、パーティション操作ツール「GParted」を使って、不可視領域にある107GBを可視領域に復活させる。

USBメモリのUbuntu Mateで起動する

Mac の電源を入れた直後、もしくはMac を再起動した直後に「option」キーを押し続けると、起動ディクスを選択する画面が立ち上がる。そこで、USBメモリを選択する。しばらくするとUSBメモリにインストールしたUbuntu Mateが起動する。

「GParted」起動する

GPartedを起動すると、Macのパーティションを確認できる。
因みに、下の画像は消えた107GBパーティションを復活させた後のものになるので、107GBの未割り当て領域(unallocated)はない。復活させる前は、左から2番のパーテシション「/dev/sda2」の99.87GiBがグレー表示されており、Partition欄には「unallocated(未割り当て領域)」と表示されていた。

こちらの画像は消えた107GBの未割り当て領域に新しいパーティションを作成した後のものになる。

下画像は上画像に修正を施し、新しいパーティションを作成する前の状態を再現したものになる。
記憶は曖昧だが、確か上画像の左から2番目と3番目のパーティションが「unallocated(未割り当て領域)」と表示されていた。

未割り当て領域に新しいパーティションを作成する

1:パーティションを作成する「unallocated(未割り当て領域)」を選択
2:新規作成アイコンをクリック。ファイルシステム(※1)やラベル(DATA2とした)を設定する。
3:実行アイコンをクリック(上画像ではアイコンがグレーアウトしているが、実行できる場合はグリーンになっている)
(※1 一旦FAT32とし、Macで起動し直した後、ディスクユーティリティでMac OS拡張にフォーマットし直した)

これで、パーティション作成は終了だ。Ubuntu Mateを終了し、Mac OSを立ち上げる。

見えなくなった107GBパーティションが復活

ディスクユーティリティでパーティションを確認する。「DATA2(107.24GB)」が今回復活したパーティションだ。なぜかRecoverry HDも作成されていた。

因みに、復活する前のディスクユーティリティの画面だ。もともとRecoverry HDはなかった。

是非フォローしてください

最新の情報をお伝えします