「ストレージ・エックス」 が生まれたとき

僕はよくものを忘れる。しかも頻繁に。それ故、忘れたくないものに関しては、極力メモを取るようにしている。だが、アイデアがふと浮かんだ瞬間、早く書き留めねばと思っているうちに忘れてしまうなんてこともある。

大抵のメモはiPhoneのメモに書き込む。ある時、ふと思った「随分とメモがたまったものだ」と。次の瞬間、「そうだ、これらのメモをWebサイトにまとめてみよう。誰かの役に立つものも、もしかしたらあるかもしれない」唐突にそういった考えに至った。

まずは、サイトの名前をどうしようかと、いくらか思案を巡らせていた。最終的には「シンプルに倉庫 / ストレージで良いのではないだろうか。とにかく出会った知識や経験を忘れる前に貯めておくサイトなのだから」となり、「それならばサイト名はストレージだ。ストレージの前後に何かつければ、その名前のドメインも取得できるだろう」となった。しかし、サイト名がストレージだと、サイト名で検索したらストレージサービスばかりヒットすることになるのだろうといった懸念はあったが・・・。まあ、よしとしておこう。

さて、次はドメインの取得だ。「何ストレージにしようか」とドメイン取得サイトで色々と取得できるドメインを検索していた。2019strotage、memo-storage、storage-storage、A-storage、memomanostorage、memoma、deai-storage、knowledge-storage、bokuno-storageなどなど。控えめに言っても、決めあぐねていた。

「ええい、ままよ」とばかりに「よくわからないから、もうエックスでいいや。エックスのストレージで」と、半ば投げやりに決めた。ストレージ・エックス。このサイトが生まれた瞬間だ。

僕の名前は？

サイト名が決まったところで、僕の名前はどうしたら良いものか。匿名か実名か。まあ、エックスにしておこう。エックスでもストレージ・エックスでも。ともかく、とりあえず匿名にしておこう。

僕の名前は「エックス」。初めての匿名だ。なんだか新鮮だ。