シンボリックリンクとは
シンボリックリンク。それはMacのエイリアスや Windows の ショートカットのように任意のファイルやフォルダへのリンクを保持しているファイルのことだ。エイリアスやショートカットとの違いは、より実態ファイルに近いということか。
シンボリックリンクの主な使い道は、個人的にはほぼDropboxだ。Dropboxフォルダ外にある任意のファイルやフォルダを同期する場合に使う。同期したいファイルやフォルダのシンボリックリンク作成し、それをDropboxフォルダに入れると、実態ファイル同様に共有してくれるのだ。Dropboxを共有している他のデバイスのDropboxフォルダには先に入れたシンボリックリンクが入っていおり、そのシンボリックリンクはリンク元の実態ファイルとして扱うことができるようになっている。
シンボリックリンクの代わりにエイリアスやショートカットをDropboxフォルダに入れたとしても、リンク元ファイルを共有することはできない。別のデバイスでDropboxフォルダを見ると、そこにはリンクの切れたエイリアスやショートカットファイルがあるだけだ。
そこで今回はシンボリックリンクを作成する2つの方法について書き残しておくことにしよう。「SymbolicLinker」使った方法と、Automatorを使った方法だ。
「SymbolicLinker」を使ってシンボリックリンクを作成する
「SymbolicLinker」はシンボリックリンクを作成するアプリだ。インストール後、シンボリックリンクを作成したいファイル/フォルダを右クリックし、サービスメニューにある「Make Symbolic Link」をクリックするだけでシンボリックリンクが作成される。
ダウンロード
こちらからdmgファイルをダウンロードする。
インストール
ダウンロードしたdmgファイルを開き、「SymbolicLinker.service.app」をアプリケーションフォルダにコピーする。
その後「SymbolicLinker.service.app」を起動すればインストールは完了だ。
シンボリックリンクを作成する
まずシンボリックリンクを作成したいファイル/フォルダを右クリックする。
次にサービスメニューにある「Make Symbolic Link」をクリック。
これでシンボリックリンクが作成されたはずだ。
Automatorを使ってシンボリックリンクを作成するサービスメニューを作る
「Automator」はMacの純正アプリだ。ワークフローやサービスなどを構築することができる。このアプリを使ってシンボリックリンクを作成するサービスメニューを作る。
新規サービスを作成
「Automator」を起動し、ファイル>新規をクリック。次にサービスを選択する。
「サービスは、次の選択項目を受け取る:」で「ファイルまたはフォルダ」を選択。
シェルスクリプトの設定
左にあるライブラリから「シェルスクリプトを実行」を右側の領域にドラッグする。
「入力の引き渡し方法:」は「stdinへ」とする。
下記のスクリプトを入力する。
while read
do
ln -s "$REPLY" "$REPLY".symlink
done && afplay "/Applications/Messages.app/Contents/Resources/File Transfer Complete.aiff"
シェルスクリプトは下記サイトを参考にした。
保存する
ファイル>保存をクリックし作成したサービスを保存する。「サービスの名前」はサービスメニューで表示されるので、「シンボリックリンクを作成」など、サービスの内容がわかる名前が良いだろう。
シンボリックリンクを作成する
まずシンボリックリンクを作成したいファイル/フォルダを右クリックする。
次にサービスメニューにある先ほど保存したサービスの名前(シンボリックリンクの作成)をクリック。
これでシンボリックリンクが作成されたはずだ。
最後に
以上がシンボリックリンクを作成する2つの方法になる。
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