MacにHomebrewをインストールする方法 | 初心者でも大丈夫

Macで動画をGifアニメーションに変換する方法を検索すると、FFmpegを使った方法が紹介されていることが多い。FFmpegはHomebrewなどのパッケージ管理システムを使ってインストールする必要がある。パッケージ管理システムはターミナルで操作する。

以前、MacでWindows環境を作るために、VirtualBoxやVMware Fusionなどを使って仮想環境を構築していたことがある。その際ものは試しにとUbuntuを仮装環境にインストールしたことがある。その時、ネットワーク環境やらSSH接続などなど、色々と設定する際にUbuntuのコマンドラインである端末(ターミナル)を使ってコマンド入力をするのだが、その流れでMacでもターミナルを使ってコマンド入力することがあった。

とまあ、このように以前、ほんの少しだけターミナルを使ったことはあるのだが、それでもコマンド入力にはいくらか抵抗感がある。しかしなぜか今回、Homebrewをインストールしてみようと思い立った。


Homebrewとは

Homebrew(ホームブルー)は、パッケージ管理システムだ。MacやLinux上で使う。

ターミナルを使って、ソフトウェアなどのパッケージをインストールやアンインストール、バージョン管理などをすることができる。

例えば、前出のFFmpegをインストールする場合、ターミナルに以下のように打ち込む。

brew install ffmpeg

たった1行打ち込むだけで、ソフトウェアをインストールできるのだ。

パッケージ管理ソフトとしてのHomebrewの優位性

パッケージ管理ソフトは他にもある。なんとなく覚えているのはMacPortsだ。恐らく、以前インストールしたこともあるような気がする。ともかく他にもあるとは思うのだが、今回パッケージ管理システムを検索すると、ほぼHomebrew一色だった。恐らく他のソフトに比べて、Homebrewにはなんらかの優位性があるのだろう。少し気になったので、MacPortsとHomebrewを比べてみた。

HomebrewMacPorts
MacOSへの依存度 / システムの独立性低い高い
利用開始までの煩雑度低い普通
インストールする際の権限一般ユーザー権限管理者権限
インストール先/usr/local /opt/local
ディスク消費量少ない多い

5項目で比較したが、要はシステム依存度の高低の違いということか。どうやらこれ以外に、もっと根本的な違いがありそうだが、門外漢の僕にとってその違いを実感するにはあまりに知識と経験が少ないようだ。

Homebrewのインストール

インストール方法は公式ページにある。ターミナルを使うので苦手意識がひょこひょこ顔を出すが、実際には、とても簡単な作業だ。

まずは公式サイトへ

公式サイトでインストール方法を確認。と言っても「このスクリプトをターミナルに貼り付け実行して下さい」とあるので、その通りに実行するだけだ。

Page not found · GitHub PagesFile not found
Page not found · GitHub Pages brew.sh
Page not found · GitHub Pages

スクリプトを実行

まず公式ページにあるスクリプト(上画像の白丸に囲まれているところ)をコピーする。

次にターミナルを起動。

先ほどのスクリプトをおもむろにターミナルにペーストする。

Mac:~ user-name$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

ユーザー名$の後ろにスクリプトが貼り付けられたことを確認したら「return」キーを押す。これでインストールが始まったはずだ。

Xcode Command Line Toolsのインストール

途中、下記のような確認が表示され、インストールが止まる。

==> The Xcode Command Line Tools will be installed.

Press RETURN to continue or any other key to abort

「Xcode Command Line Toolsがインストールされるよ。続ける場合はRETUENを押せ」とあるので、「return」キーを押す。

するとパスワードを聞かれる。

==> /usr/bin/sudo /bin/chmod u+rwx /usr/local/bin /usr/local/share /usr/local/share/man /usr/local/share/man/man1
Password:

パスワードを入力する。入力最中、画面の変化はみられないが、きちんと入力されている。

パスワード入力後、インストールが再開される。

インストールが成功するとsuccessfulと表示される

==> Installation successful!

==> Homebrew has enabled anonymous aggregate formulae and cask analytics.
Read the analytics documentation (and how to opt-out) here:
  https://docs.brew.sh/Analytics

==> Homebrew is run entirely by unpaid volunteers. Please consider donating:
  https://github.com/Homebrew/brew#donations
==> Next steps:
- Run `brew help` to get started
- Further documentation: 
    https://docs.brew.sh

helpを実行

最後に「Run brew help to get started」とあるので、ヘルプを実行する。「$」の後に「brew help 」と入力しreturnキーを押す。

Mac:~ user-name$ brew help
Example usage:
  brew search [TEXT|/REGEX/]
  brew info [FORMULA...]
  brew install FORMULA...
  brew update
  brew upgrade [FORMULA...]
  brew uninstall FORMULA...
  brew list [FORMULA...]

Troubleshooting:
  brew config
  brew doctor
  brew install --verbose --debug FORMULA

Contributing:
  brew create [URL [--no-fetch]]
  brew edit [FORMULA...]

Further help:
  brew commands
  brew help [COMMAND]
  man brew
  https://docs.brew.sh

正常にインストールされていれば、このようにbrewコマンドの一覧が表示されるはずだ。

最後に

ターミナルでの作業というと、普段使い慣れていない僕みたいな者には少々敷居が高く感じてしまうの。だが、Homebrewをインストールする実際の作業は実に簡単で、

  1. ターミナルを起動
  2. スクリプトをペースト
  3. パスワードを入力

これで終わりだ。とても簡単な作業だと思うのだが、どうだろう。

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