【WordPress】プラグイン「BackWPup」でバックアップしたデータから復元する方法

昨日、不用意なカスタマイズ作業をしたため、記事本文が表示されなくなってしまった。色々と修正を試みたのだが、回復の兆しさえ見ることは叶わなかった。最終的には「バックアップデータを使って復元しよう」との結論に至った。

バックアップはプラグイン「BackWPup」を使ってDropboxに取ってある。

バックアップの頻度についてはもう一度よく考えた方が良さそうだ。なぜなら今回復元に利用するバックアップデータには最新の記事が含まれていなかったからだ。

現状、週に1度バックアップを自動的に取るように設定してある。テーマやプラグインなどのファイルのバックアップは週1程度で良いだろう。ただし、記事の内容などが含まれるデータベースのバックアップは記事投稿毎に取っておいたほうが良いだろう。

では、早速復元の方法を書き残しておこう。


バックアップデータをパソコンに保存する

バックアップデータがあるDropboxのファイルはパソコンと同期しているので、取り立ててパソコンにダウンロードする必要はない。
だがバックアップをサーバーに保存している場合、パソコンにバックアップデータを保存する必要がある。バックアップデータはWordPressの管理画面からダウンロードすることができる。

まず管理画面左カラムにあるメニューから「BackWPup」>「バックアップ」をクリック。

プルダウンメニューから保存先を選択。

「宛先を変更」をクリック。

ダウンロードするバックアップデータを選択し、「ダウンロード」をクリック。

これでバックアップデータをパソコンに保存できたはずだ。

バックアップデータを解凍し、不要ファイルを排除する

次に、ダウンロードしたバックアップデータを解凍する。

左カラムにあるファイルが解凍したファイルだ。右側のカラムにはサーバー上のデータを表示させている。

左カラムには解凍したバックアップファイルが表示されている。右カラムにはサーバー上のファイルが表示されている。

解凍したバックアップデータとサーバ上のファイル数を比較すると、パソコン内の方が4ファイルほど多いことが確認できる。その4ファイルはこちらになる。

  • backwpup_readme.txt
  • ✳︎✳︎✳︎.sql.gz
  • manifest.json
  • ✳︎✳︎✳︎.pluginlist.✳︎✳︎✳︎.txt

✳︎✳︎✳︎.sql.gzはデータベースのバックアップファイルになるので別のディレクトリに移動しておく。残りの3ファイルは削除する。

バックアップデータをサーバーにアップロードする

次に、解凍したバックアップデータをサーバーのアップロードする。アップロードするにはFTPソフトを使う必要がある。ソフトはどれでも良い。今回は「ForkLift」を使う。

アップロードは簡単だ。左カラムにあるバックアップデータを全て選択して、右カラムの上書きするサーバーのディレクトリにドラッグするだけだ。

以上で、バックアップデータのアップロードは完了だ。

データベースを復元する

データベースの復元にはphpMyAdminを使う。phpMyAdminはレンタルサーバーに用意されているはずだ。

まずは契約しているサーバーの管理画面にあるphpMyAdminにログインする。

次に復元するデータベースを左カラムより選択する。

右カラムにデータベースのファイルが表示される。次に「インポート」をクリック。

インポートするファイルをアップロードする。ファイルは先程解凍したバックアップデータに含まれていた✳︎✳︎✳︎.sql.gzだ。アップロードするには「ファイルを選択」をクリックし、✳︎✳︎✳︎.sql.gzを選択する。

あとは残りの下記項目を選択し「実行」をクリック。

  • ファイルの文字セット
    データベースの文字コードと合わせる。
  • フォーマット
    「SQL」を選択。
  • エンコーディングの変換
    「なし」を選択。

以上で、データベースの復元は完了だ。

最後に

今回、不用意なカスタマイズの結果、バックアップデータからの復元を行うことになったのだが、改めてバックアップの重要性を再認識することとなった。今後もきちんとバックアップを取っていこうと思う。

追記 記事本文が消えてしまった不用意なカスタマイズとは

記事冒頭にも書いたが、今回バックアップデータからの復元を試みるに至った原因となった不用意なカスタマイズについて少し触れておこう。

具体的にはセッションの並べ替えだ。

WordPressの管理画面から外観>カスタマイズ>投稿>セクションの並び替えと辿りクリック。ここでセッションの並び替えができる。

実際に行ったカスタマイズはウィジット3を記事本文の上に移動する、ただそれだけだ。それを行ったことにより記事本文は表示されなくなり、このセッションの項目も全て消えてしまった。

このカスタマイズの狙いは、広告ユニットとしたウィジット3を記事本文上に表示させるといったものだ。特に必要というわけではなかったのだが、なんとなく気になり安易にセッションを動かしたというわけだ。

今後は不用意にカスタマイズを行わないよう気をつけることにしよう。

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