【自作PC】ケースはThermaltake TT Premium A500 TG | 予算20万円で初心者の自作パソコンまとめ09

当初、ケースに対して別段こだわりはなかったかと思う。機能的には、各パーツが収納できるサイズでエアーフローがきちんと確保できるもの。デザイン的には余計な装飾がなくシンプルなもの。おそらくそれぐらいだったかと思う。ケースに求めるものは。

最初に注目したケースはDefine R6。デザインはシンプルで、機能も必要な要素を十分に満たしているようだ。

次に注目したケースは、ドスパラのBTOモデルに用いられているケース。これはケースが気になったということではなく、BTOパソコンそのものにが気になり始めた結果、ケースはBTOで選べる範囲のものでも良いかなと思い始めたということだ。

この頃では、各パーツの選定のおおよそを終えており、そろそろ購入しようかというタイミングでもあった。そこでアマゾンや他のネットショップを見ながら価格などを検討していた。

「BTOも良さそうだな」。最初にそう思ったのはドスパラのサイトを見ているときだった。様々なショップで各々のパーツの価格を調べ、合計金額を弾き出す。そんな作業を繰り返していたとき、「もう、まとめてどこかのショップで買おうか。それだったら組み立てまでお願いできるところが良いんじゃないか」。そう思い検索しておそらく最初にヒットしたのがドスパラのサイトだった。

そうこうしているうちに俄然BTOパソコンが気になり始めた。自作する場合と比べ確かにコストはかかるが、それでも+1〜4万くらいには収まりそうだ。何より自分で各パーツを揃えて組み立てるよりかは、組み立てのリスクをかなり低減できる。

「ともかく実際にケースを見てみよう」。そう思いショップへと向かった。


どうにも受け付けられないケースデザインたち

ショップに到着し実際にケースを色々と見てみると、ある意味衝撃が走った。どうにも安っぽいケースが多いのだ。特に質感やスイッチ周り。一見、「シンプルで良さそうだな」と思えるケースでも、よくよくみると払拭し難い安っぽさに辟易してしまう。ケースに対してはそれほどのこだわりは持っていないはずだったが、いやいや、想定以上のチープさに思わずこだわりがむくむくと湧き上がってきてしまった。

不意に、視界の端に何か気になるものを捕らえた。ケースが陳列してある棚の端の方をよくよくみると、良さそうなケースがそこにあった。

気になるケースたち

JONSBO U4

JONSBO U4。それがケースの名前だった。余計な装飾のない、アルミニウム筐体の質感は申し分ないものだ。サイズはやや小さいように見えるが、ATX用となっているから大丈夫だろう。

やはり、僕にとってデザインはものを購入する上でとても需要なファクターとなるようだ。

MetallicGear Neo Silver

次に良さそうに思えたケースはMetallicGear Neo Silver。斜め上方から見た時の感じが素敵だ。曲面が絡みながらもすっきりと整ったディテールが良い雰囲気を出しているのだろうなぁ。

NZXT H700 White ATX

これも気になったケースの一つ。全面スチール筐体。スチールならではのエッジの効いたデザインはなかなか良い。しかも専用のマザーボード「NZXT n7 z730 」もカッコ良い。

それにしてもマザーボードよ・・・。こういうゲームゲームしていないデザインのマザーボード。増えて欲しいなぁ。

DA2 Chassis Silver

サイズはMini-ITXなので今回は購入することはないが、これも気になったケースだ。GeForce GTX 1060主体のパソコンを組んで見たいなぁと思っていたので、その時はこのケースを使ってみよう。

最終的に決めたのはこれ「Thermaltake TT Premium A500 TG」

最後までNZXT H700 White ATXと迷ったが、これにした。

「Thermaltake TT Premium A500 TG」

決めては質感かな。サイズはやや大きいがまあ問題ない。上部パネルとフロントパネルは取り外し可能。左右にあるガラスも外すことができる。パーツを組み上げる時には有効なギミックとなるだろう。ガラスパネルを支えるヒンジのデザインはいまいちではあるが、全体的にはとても良いデザインが施されたケースだ。

このケースを見つけるまでは、パソコンを自作する意欲はかなり減退していった。「なぜ、こんなにもつまらないデザインのケースしかないのだろう」と。当初、CPUやGPUを選んでいるときは、とてもワクワクしていた。早く理想的なパソコンを組み上げたいと思っていた。各パーツを選び出し、最後にケースを選ぶ段に至り、あまりにも購買意欲をそそられないデザインに溢れた状況に、いきなり冷や水を浴びせられたかのように、ワクワクしていた気持ちが消沈していった。

このケースは、そのように消沈していった意欲に、もう一度火を投げ入れてくれた。それぐらいには優れたデザインのケースだと思う。

各パーツは迷いに迷って決めたものだ。それらをひとまとめにパッケージングするケースには、各パーツへの思いもパッケージングできる程度には十分にデザインされ、所有欲を満たしてくれるものを望みたい。

このケースは僕の所有欲を満たしてくれた。

是非フォローしてください

最新の情報をお伝えします