【自作PC】いよいよ組み立てだ #1/2 | 予算20万円で初心者の自作パソコンまとめ11

おそらく1ヶ月程度を費やすことになったパーツ選定を終え、あらかたパーツの購入も終えた。いよいよだ。いよいよ、パソコンの組み立ての始まりだ。はじめてのパソコンの自作。組み立て自体はそれほど難しいものではないと聞く。果たして上手く行くのだろうか。

購入パーツを並べたもの。手前がRyzen 7 2700X 。

#01 マザーボードを取り出しCPUを取り付ける

マザーボードはGIGABYTE B450 AORUS PRO WIFIだ。

マザーボードは静電防止された袋に入っている
マザーボード外観 CPUはすでに設置済みだ。

まずはマザーボードを箱から取り出す。マザーボードが入っていた袋を箱の上に置く。袋は静電防止されているようだ。

次のフェーズは、通常CPUを取り付ける段になる。CPUはRyzen 7 2700Xだ。

だが今回はPCショップのワンズにCPUの取り付けをしていただいているので、この作業はパス。

ちなみにPOST起動までのチェックをワンズにしていただいているので、初期不良等に悩まされることがなく安心だ。そのあたりの経緯を下記のページで書いているので宜しかったらご覧あれ。

#02 CPUクーラの取り付け

CPUクーラーはRyzen 7 2700X に付属するリテールクーラー「Wraith Prism」を使う。クーラーには初めからグリスが塗ってあるので、誤まって触れないように注意する必要がある。

Wraith PrismのCPUと接する部分。グリスが結構しっかりと塗られている

CPUクーラー用の電源端子の位置を事前にチェックし、ケーブルの取り回しやクーラーの向きをどうするのかをあらかじめ検討しておいたほうが良いだろう。検討後、クーラーの向きに注意しながら載せていく。

クーラーを載せた後、クーラー両側にある金具を台座にある突起に引っ掛ける。金具が二つともしっかりと台座に引っかかっていることを確認する。

金具を引っ掛けた後、レーバーを矢印の方向に回し、クーラーを固定する。割と硬いので注意しながら操作する。

矢印方向にレバーを回す。

これで、ガタつきがなれば、クーラーは固定されているはずだ。もしがたつきがあれば、金具が外れていないことを確認する。

次にCPUクーラー用のヘッダ にケーブルを挿す。このマザーボード(GIGABYTE B450 AORUS PRO WIFI)ではメモリスロットの脇にCPUクーラー用のヘッダ がある。その位置の手前にCPU_FUNと書かれてある。事前にケーブル取り回しを検討してあれば特に迷うこともないだろう。

CPU_FUNとあるところがクーラー用の電源端子部

次に、クーラーのLEDを制御するためのケーブルを繋いでいく。クーラー側には4pinと3pinの端子がある。僕は4pinとマザーボードにあるLED_CPUヘッダと繋いだ。このように繋ぐとマザーボードと同じLED制御ソフトを使ってクーラーのLEDを操作できる。3pinとマザーボードのUSBヘッダに繋ぐ方法もある。クーラーのLEDを個別に制御をするにはこちらの方が良いらしい。

4pinとLED_CPUヘッダとつなぐ。
LED_CPUとあるところがLED制御用のヘッダ

話はそれるが、LED_CPUヘッダに近くにSYS_FAN2ヘッダがある。ここには後にケースファンのケーブルを繋げることになるのだが、とても狭く、手をしっかりと入れることができなかった。指先だけでなんとか無理やり差し込むことはできたが、ピンが折れやしないかと肝を冷やした。パソコンを組み立てる際には、やはりラジオペンチは必須だ。

#03 メモリの取り付け

取り付けるメモリはOCMEMORY OCM2933CL16D-16GBNH。

メモリの取り付け自体はそれほど難しくはない。ただし、取り付け位置には注意しなければならない。今回2枚取り付けるので、取り付けるスロットはDDR4_1とDDR4_2となる。ただしスロットの並び順は番号順ではないので、きちんと確認する必要がある。


デュアルチャンネルのメモリ設定
このマザーボードには 4つの メモリソケットが装備されており、デュアルチャンネルテクノロジをサ ポートします。メモリを取り付けた後、BIOS はメモリの仕様と容量を自動的に検出します。デュアルチ ャンネルメモリモードは、元のメモリバンド幅を 2 倍に拡げます。
4つのメモリソケットが 2つのチャンネルに分けられ、各チャンネルには次のように 2つのメモリソケ ットがあります:
 チャンネル A:DDR4_2、DDR4_4 

 チャンネル B:DDR4_1、DDR4_3

http://download.gigabyte.us/FileList/Manual/mb_manual_b450-aorus-pro-wifi_1002_j_190528.pdf
DDR4_4 DDR4_2 DDR4_3 DDR4_1
2 つのモジュール DS/SS DS/SS
2 つのモジュール DS/SS DS/SS
4 つのモジュール DS/SS DS/SS DS/SS DS/SS

メモリスロットは4つある。上から順にDDR4_4、DDR4_2、DDR4_3、DDR4_1

メモリーを取り付ける際には、まずはスロット端部にあるロックを外しておく。メモリーをスロットに差し込む箇所に切り欠きがあるので、切り欠き位置とメモリの向きに注意を払いながらスロットに差し込みます。

カチッとなり、ロックが閉まったらメモリーの取り付けは終了だ。差し込む位置さえ注意を払えば、メモリのセットは割と容易なものだ。

#04 M.2 SSDの取り付け

このマザーボードGIGABYTE B450 AORUS PRO WIFIにはM.2SSDを取り付けるソケットが2箇所ある。M2A_SOCKETとM2B_SOCKET だ。取り付け位置によってSATAコネクターの使用できる数や転送モードが変わるので注意が必要だ。詳細は別記事にて後日報告する。

取り付けるM.2SSDはWD Black SN750 NVMe WDS500G3X0C。

それではM.2SSDを取り付けよう。

少し傾けてスロットに差し込み・・・おっと忘れていた。マザーボードにはM.2SSD用のヒートシンクが付属したいたので、これもM.2SSDに重ねてスロットに差し込む。

M.2SSDとヒートシンクを水平位置まで倒す。

スペーサにM.2SSDとヒートシンクをネジで止める。これでM.2SSDの取り付けは完了。取り付け自体は特に難しいものではないが、どのスロットに取り付けるべきか、よく検討した方が良さそうだ。

#05 グラフィックボードの取り付け

さて、ようやくパソコンを自作する目的となったパーツ「GV-N2070WF3-8GC (GIGABYTE)」の取り付けを始めることができる。

CUDAを使うことのできるグラフィックボードを搭載した、より高スペックなパソコンが必要になったこと。それが今回自作パソコンを組むきっかけとなった。

https://storage-x.com/pc/first-self-made-pc02/

とは言っても取り付けは簡単だ。メモリーと同様にスロットに差し込むだけだ。差し込むスロットはマザーボードの説明書を確認する必要がある。

まず、ロックを外す。続いて、スロットにグラフィックボードの端子の位置をしっかり合わせる。そして押し込む。

これで、グラフィックボードの取り付けは終了だ。

#06 動作確認をする

ここで、一旦電源ユニットと繋げ、仮組した後に動作確認を行う。ケースに入れる前に動作確認を行うことで、もし何らかの支障があったとしても対処が容易になる。

電源ユニット ANTEC NeoECO Gold NE750G
ATX 24pin まずはここにつなぐ
ATX 12V CPUに電力を提供する
グラフィックボード 8pin + 6pin

主要な電源コネクタに電源ユニットとケーブルを繋げる。主要なコネクタとは24pinコネクタとCPU用8pinコネクのことだ。あとグラフィックボードにも繋ぐ必要がある。最後にモニターやキーボード、マウスを繋げ動作確認をする。

動作確認をするには電源を入れる必要がある。電源をどうやって入れるのか。現状ではまだケースに繋がっていないので、ケースの電源ボタンは使えないが、いくつか方法はあるようだ。

  1. 電源pinをショートさせる
  2. ケースのケーブルを繋ぎ、ケースの電源ボタンを使う
  3. 別途スイッチを購入する

僕は、別途スイッチを購入することにした。仮に何らかの支障があった場合、原因を切り分けやすいのではと考えたからだ。

いざ、電源投入!

何事もなく起動したら、キーボードのF2等のキーを押してBIOS画面に入る。CPUやメモリー、SSDなどの各パーツの情報が表示されるので、きちんと認識されているか確認する。

仮組みの状態でOSのインストールまで行った。

最後に電源を切り、電源ケーブルを外しておく。組み立てる時に邪魔になるのでグラフィックボード も外しておく。

次のフェーズは、マザーボードをケースに取り付けることになるのだが、少々長くなってしまったので記事を分割する。続きはこちら。

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