パソコン組み立て編 第2弾。
前回までに仮組みして動作確認を終えた。今回はケースに全てのパーツを取り付け、ケーブル配線を行う。それで完成だ。
#07 ケースのパネルを取り外す
ケースはThermaltake TT Premium A500 TG。
まずはマザーボードを取り付けやすいように、取り外し可能な部分は取り外しておく。
#08 マザーボードをケースに取り付ける
マザーボードはGIGABYTE B450 AORUS PRO WIFI。このボードはバックパネル一体型なのでI/Oパネルをバックパネルに合わせる手間を省くことができる。
また、マザーボードはネジでケースに固定することになるのだが、まずはケースにネジを受けるスペーサを設置する必要がある。このPCケースには最初からスペーサーが設置されていたのでこの作業は割愛できた。
固定作業の際には以下の事柄について注意しながら行った。
- まずケースに設置されているスペーサとマザーボードのネジ穴の位置を合わせる
- 次にネジで留めていく。1箇所ずつ留め切るのではなく、少しずつ順に締めていく
以上だ。
#09 グラフィクボードを取り付ける
グラフィックボードはGV-N2070WF3-8GC (GIGABYTE)。
スロットのロックを外し、グラフィックボードの端子の位置をしっかりとスロットに合わせ押し込む。最後にブラケットのところをネジで留める。
グラフィックボード の脇にケースファンのケーブルを繋げるSYS_FANヘッダがある。この後、ヘッダにケーブルを繋げることになるのだが、とても狭くてひどく手間のかかる作業となった。ラジオペンチがあれば、それほどでもないだろうが、そもそもマザーボードにグラフィックボード を取り付ける前に、SYS_FANヘッダにケーブルを取り付けておけばよかったのだ。
#10 電源ユニットを取り付ける
電源ユニットはANTEC NeoECO Gold NE750G。
ケースの下部にあるスペースに電源ユニットをセットする。
#11 ケーブル配線
マザーボードの裏側は配線を取り回すことのできる裏配線用のスペースがある。裏配線スペースから表側に通じる穴がいくつかあるので、接続先のコネクタに近い穴から表側にケーブルを取り出す。
まずは電源ユニットに繋がっているケーブルから接続する。仮組みの際に一度接続しているので特に問題ないはずだ。ただ、24pinに接続するケーブルは硬いので取り回し難く、少しばかり手間を取らされた。
次にケースから出ているケースファンやスイッチ等のケーブルを接続する。
マニュアルをよく見ながら接続していれば、特に迷うことはないはずだ。ただ、前面パネルヘッダの取り付けは分かり難かった。
ケーブル配線はこれで終了。
モニターと繋げ起動確認。問題なし。
#12 完成
取り外したケースのパネルを取り付けると、ようやく完成だ。
#13 ベンチマークテスト
最後に各種ベンチマークテストを行ったので、その結果をここに記載しておく。
FINAL FANTASY XV BENCHMARK
FINAL FANTASY XV BENCHMARK ver1.2での測定結果はこのようになった。尚、DLSSを有効とした。解像度は3840×2160。
スコアは5557で「やや快適」となった。
Cinebench
Cinebench R20での測定結果はこのようになった。
マルチコアで3988pts、シングルコアで428pts。倍率は9.32倍。
V-Ray Benchmark
V-Ray Benchmarkでの測定結果はこのようになった。
CPUは01:16、GPUは01:00。Ryzen 7 2700x + GeForce RTX 2070 の組み合わせでのランクは26だった。
#14 まとめ
少なからず不安もあったのだが、さして致命的なトラブルもなく、おおよそ理想通りのパソコンを組み立てられたことに満足している。
M.2SSDを誤ったソケットに取り付けため、転送速度が公称の半分にまで落ち込んでしまうという失敗をしでかしてしまったが、十分にリカバリー可能な範囲のトラブルだろう。
今後もトラブルが発生してくるだろう。ただ、ハード的なトラブルであれば、パーツを取り替えれば済む。自作パソコンの強みだ。メーカー製のパソコンでもパーツの取り換えは可能だが、自作パソコンでのパーツ交換に比べ困難度は遥かに増すだろう。
ベンチマークテストの結果は・・・まあまあなのかな。ともあれ、今回の自作PC制作の目的である環境、よりレンダリング能力の高い、よりゲームエンジンを用いた作業能力の向上をともに実現できており、スペック的には申し分のないものになっている。僕にとっては。
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