パーツ価格の検討
各パーツの仕様は決まった。あとは購入するだけだ。まずは、めぼしいショップから必要なパーツをピックアップし、価格の比較検討を行った。
パーツ価格 比較検討表
BTOも検討したが、しばしばケースがネックとなった。ケースはThermaltake TT Premium A500 TG。
これをBTOで扱っているショップがなかった。パーツの持ち込みを受け付けているショップはいくつかあったので、ケースだけ持ち込みで組み立ててもらう方法もありそうだ。
さあ、購入だ。
最初に購入したのはグラフィックボードだった。たまたま、NTT-X Storeのナイトセールで売られているのを見つけ、衝動的に購入した。GIGABYTEのGV-N2070WF3-8GCだ。価格は59,980円(2019/03)。今は、最安値で5.6万円くらいか。
残りのパーツは検討した結果、ケースを除いてワンズ(https://www.1-s.jp/)で購入した。ケースはアマゾンで購入することとなった。
購入価格
価格(税込) | ¥191,183 | |
CPU | Ryzen 7 2700X | ¥34,966 |
GPU | GV-N2070WF3-8GC (GIGABYTE) | ¥59,980 |
メモリ | OCMEMORY OCM2933CL16D-16GBNH | ¥16,380 |
SSD | WD Black SN750 NVMe WDS500G3X0C | ¥15,800 |
HDD | SEAGATE ST6000DM003 | ¥11,640 |
マザーボード | GIGABYTE B450 AORUS PRO WIFI | ¥13,980 |
電源ユニット | ANTEC NeoECO Gold NE750G | ¥11,800 |
ケース | Thermaltake TT Premium A500 TG | ¥26,637 |
結局、ほとんどのパーツをワンズで購入したのだが、グラフィックボードもワンズで購入すればよかったと、少し後悔していることを付け加えておく。というのもワンズでは、パーツを一式で購入すると無償修理期間が1年まで延長されるAll One’s保証をつけることができるのだ。ちなみにパーツ一式とは下記のようになっている。
保証条件
https://www.1-s.jp/cart/?type=oneset
下記パーツ一式(バルク品、中古パーツを含む)を同時購入すると、購入パーツ一式の無償修理期間が1年まで延長となります。(1年を経過後は各パーツのメーカー保証内容に準じます)
必要セット
CPU(オンボードの場合は必要なし)
グラフィックカード(オンボードの場合は必要なし)
マザーボード
ハードディスクまたはSSD
メモリ
ケース または 電源
※ベアボーンを御注文の場合は、ケース・マザーボード・グラフィック機能等の内包される機能各々が対象となります
このように、グラフックボードもワンズで購入していれば、All One’s保証をつけることができたのだ。ちなみにケースもワンズで購入すると組み立てもお願いできる。もちろんセットアップ料金はかかるが(9,000円)。
パソコンを自作することに対する不安
初めてパソコンを自作するということで、心配事はいくつもあった。1番の心配事は、初期不良や相性などによる動作不良だ。他にも自作パソコンを所持していれば、持っているパーツと交換しながら、動作不良の原因を探っていけるのだが、なにせ、初めての自作だ。他のパーツなど何も持っていない。Macが2台あるだけだ。一応ドスパラに持ち込めば診断していただけるようなので、いざとなったらパーツを持ち込んで診断していただこうと考えていた。だが、パーツを持ち込むのも一苦労だ。
そのような不安を解消できるものがあるとすれば、それは保証だ。初期不良に対する保証があれば、いくらか不安を和らげることができる。この保証は通常2週間くらいなのだが、ちょっと僕には保証期間が短いなと感じていた。そこへきてワンズのAll One’s保証だ。保証期間が1年。これならずいぶんと安心してパーツを購入できる。惜しいことをした。ここでグラフィックボードも購入していれば・・・。
だが、CPUとマザーボードを購入した場合、POST起動までのチェックはしていただけるとのことだったので、いくらか不安は解消した。CPUとマザーボードの初期不良の懸念が解消されることはとてもありがたい。組み立ての最中、折々で起動チェックをおこなっていく予定だが、何かしたトラブルがあったとしても原因の特定が格段にしやすくなる。CPUとマザーボードが故障している可能性を除けるのだから。
今一度、購入したパーツについてまとめてみよう。
購入パーツ
CPUはRyzen 7 2700X
今回、CPUを選ぶにあたりいろいろと迷走したのだが、最終的にはRyzen 7 2700xを選ぶこととなった。振り返ると、性能的にも迷う要素はないと思うのだが、それでもCore i7-9700Kに惹かれふらふらとしてしまった。迷走の原因はいくつかあるとは思うのだが、おおよそ次の2点に尽きるのではないかと思う。ひとつめは印象情報に惑わされてしまったことと。もうひとつは根拠のない不安に苛まれたこと。
パーツ選びはいろいろと迷うことは多い。ただ、いずれにせよ、基本は性能情報だ。そこにフォーカスを絞って情報収集する。そこに徹すれば良いのだ。
https://storage-x.com/pc/first-self-made-pc05/
GPUはGV-N2070WF3-8GC (GIGABYTE)
RTX2080にすべきか、それともRTX2070すべきか。決めあぐねていた。NVLink機能の搭載は今回見送ることとしたので、迷うべき項目は一点。CUDAコア数だ。これは迷ったところでどうにかなる問題でもない。よって、後悔の少ない上位モデルを購入したほうが良いだろうと、RTX2080に気持ちが傾いていた。
そんな折、たまたまNTT-X Storeを覗いてみたところ、RTX2070がセール価格で売られていた。僕は衝動的に思わず購入してしまった。RTX2070を。
https://storage-x.com/pc/first-self-made-pc04/
メモリーはOCMEMORY OCM2933CL16D-16GBNH
最終的にこのメモリに決めた。OCM2933CL16D-16GBNH。OCなしで標準メモリクロックのDDR4-2933。定格電圧は1.2V。SPDには「DDR4-2933」が入っており、BIOSの設定なしでのDDR4-2933の起動が可能となっている。OCで実現できる性能には及ばないが、発熱は抑えられる。消費電力も抑えられ、長期的に見ればパソコンの寿命に寄与してくれるのではないだろうか。おそらく。
https://storage-x.com/pc/first-self-made-pc07/
マザーボードはGIGABYTE B450 AORUS PRO WIFI
チップセットはB450で十分。となると「GIGABYTE B450 AORUS PRO WIFI」が選ぶべきマザーボードになる。
https://storage-x.com/pc/first-self-made-pc06/
電源ユニットはANTEC NeoECO Gold NE750G
決めては評判が良さそうだったから。端的に言えばそれだけだ。一応、容量計算から始まって80PLUS認証のグレードの検討。ここ記載していないが確かファンについてもいくらか検討したように思う。規格については迷いなくATXとしていたが、その他の検討項目では結局決めることができなかった。
https://storage-x.com/pc/first-self-made-pc08/
どの電源ユニットを購入すべきか決めあぐねていた。最終的には、多くのサイトで評判の良かったという理由でNTEC NeoECO Gold NE750Gに決めた。
ケースは Thermaltake TT Premium A500 TG
決めては質感かな。サイズはやや大きいがまあ問題ない。上部パネルとフロントパネルは取り外し可能。左右にあるガラスも外すことができる。パーツを組み上げる時には有効なギミックとなるだろう。ガラスパネルを支えるヒンジのデザインはいまいちではあるが、全体的にはとても良いデザインが施されたケースだ。
各パーツは迷いに迷って決めたものだ。それらをひとまとめにパッケージングするケースには、各パーツへの思いもパッケージングできる程度には十分にデザインされ、所有欲を満たしてくれるものを望みたい。https://storage-x.com/pc/first-self-made-pc09/
このケースは僕の所有欲を満たしてくれた。
SSDはWD Black SN750 NVMe WDS500G3X0C
M.2SSDは高速だが発熱が厄介だというのが、M.2に関する基本的な情報だと思う。だが、このWD Black SN750は低発熱らしい。それならばこれを買おうと、割と迷いなく購入したパーツだ。
HDDはSEAGATE ST6000DM003
このHDDはSMR(瓦書き方式)となっている。安価だが、このSMRはなんだか評判がよろしくない。ランダムな書き込みの速度が遅いようだ。だが、このHDDの用途はバックアップと頻繁に使わないデータの置場となるので、問題ないだろう。

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