【自作PC】GeForce RTX2070を選ぶまでの紆余曲折 その2 | 予算20万円で初心者の自作パソコンまとめ04


GTX vs RTX

GTX1080
RTX2080

GeForce RTXの存在を知った時「もうこれに決定だな」と思っていた。NVIDIA Turingアーキテクチャを採用し、リアルタイム レイトレーシング技術を搭載したRTXは、ゲームエンジンを用いてCGアニメーションを制作するには最適なGPUなのではと。

GeForce RTXとは

NVIDIA Turing

GeForce® RTX は、ゲーマーとクリエーター向けの世界最先端の GPU アーキテクチャ 、 NVIDIA Turing を採用しています。専用 AI とレイトレーシング コアを搭載した真の次世代パフォーマンスと機能による、究極の体験をお楽しみください。

https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/20-series/

RTコア

専用のレイトレーシング ハードウェアが、物理的に正確なシャドウ、リフレクション、屈折、グローバル イルミネーションを表現する高速のリアルタイム レイトレーシングを実現します。

https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/20-series/

TENSOR コア

Turing は、人類史の最大の技術進歩である人工知能 (AI) をコンピューター グラフィックスに活用します。NVIDIA DLSS を使用してゲーミング パフォーマンスを加速する AI 処理能力を体感してください。

https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/20-series/

安定のGTXか?先を見据えRTXか?

RTXに搭載された二つのコア、「RTコア」と「Tensorコア」。GTXと RTXの違いは、これらのコアの有無ということになる。よって、この二つのコアを必要としなければ、価格で決めてしまえば良さそうだ。ただ、もしGTXを購入するのならば急いだ方が良さそうだ。市場から無くなる前に。

GTX RTX
価格(2019年3月) ¥70,370 ¥102,790
発売年 2016 2018
搭載チップ GeForce RTX 1080 GeForce RTX 2080
CUDAコア数 2560 2944
メモリ GDDR5 8GB GDDR6 8GB

僕にとって、RTコアが実現する技術「リアルタイムレイトレーシング」にとても魅力を感じているのだが、僕の使用するソフトウェアに関しては、まだその恩恵を受けてはいない。よって現状では、必ずしもRTXである必要はない。今後その恩恵に預かれるであろうという期待のみがRTXを求めている。

やはりRTX

色々と迷ったが、最終的にはRTコアがもたらすリアルタイムレイトレーシング技術の魅力には抗い難く、RTXを購入することとした。

RTX2080にすべきか。それともRTX2070。RTX2060は?

2080 2070 2060
価格(2019年3月) ¥102,790 ¥64,379 ¥46,418
発売年 2018 2018 2019
搭載チップ GeForce RTX 2080 GeForce RTX 2070 GeForce RTX 2060
CUDAコア数 2944 2304 1920
メモリ GDDR6 8GB GDDR6 8GB GDDR6 6GB
NVLink X X
VirtualLink X

コア数的には2080はやはり魅了的だ。2070のCUDAコア数はもっと欲しいかな。

今後、VRコンテンツの制作をすることになるので、VirtualLinkは必要になるはずだ。よって、RTX2060は選択肢から外しても構わないだろう。

VirtualLink

本規格は、多種複数のコードやコネクタを使用することなく、単一の高帯域 USB Type-C™ コネクタのみで、次世代 VR ヘッドセットを PC やその他のデバイスへ接続を可能にするオープンな業界標準です。

https://www.nvidia.co.jp/object/new-standard-connecting-next-generation-vr-headsets-20180718-jp.html

2枚のGPUを1枚のGPUとして扱うことができる。マルチGPU機能「NVLink」

GeForce RTX NVLink ブリッジは、従来のテクノロジの 50 倍もの転送帯域幅で 2 つの NVLink SLI 対応グラフィックス カードを接続します。

https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/graphics-cards/rtx-2080-ti/

2080および2080Tiにのみ搭載されているNVLink。2枚のGPUを1枚のGPUとして扱うことができるこのNVLink機能にはかなり惹かれた。だが、このためにもう一枚2080を購入するのには躊躇してしまう。もう1枚は後に購入すれば良いとも思うのだが、その時に同じGPUモデルがあるとも限らない。他にも

  • NVLink SLI Bridgeが必要
  • マザーボードが対応していなければならない

NVLink を実現させるためには、上記項目を満たす必要がある。さらに、電源ユニット容量はある程度余裕を持たせておく必要もある。

最終的には、NVLink機能を自作PCに搭載することを、今回は見送ることとした。

RTX2070に決定

RTX2080にすべきか、それともRTX2070すべきか。決めあぐねていた。NVLink機能の搭載は今回見送ることとしたので、迷うべき項目は一点。CUDAコア数だ。これは迷ったところでどうにかなる問題でもない。よって、後悔の少ない上位モデルを購入したほうが良いだろうと、RTX2080に気持ちが傾いていた。

そんな折、たまたまNTT-X Storeを覗いてみたところ、RTX2070がセール価格で売られていた。僕は衝動的に思わず購入してしまった。RTX2070を。

購入したグラフィックボードはこれ。GV-N2070WF3-8GC (GIGABYTE)

番外編:なに!Superって!?GeForce RTX 2070 SUPER販売開始

なんと、もう次の新しいモデルが販売されるのだ。明日(7月9日)からGeForce RTX 2070 SUPERと2060 SUPERが販売される。3月にRTX2070を購入したばかりなのに。しかも結構良いスペックらしいので、なんだか悔やまれる。

RTX2070とRTX2070SUPERの比較

RTX2070RTX2070
SUPER
CUDAコア数23042560
RTX-OPS42T52T
Giga レイ/秒67
ブースト クロック16201770
ベース クロック14101605

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