なぜ、こんなにもゲームゲームしたデザインのマザーボードしかないのか
これまでパソコンを自作したことはない。それ故、パーツに関する知識は乏しい。それでもグラフィックボードやCPUに関しての知識は多少あった。しかし、マザーボードに関する知識はほとんどない。そういうわけで、まずは情報収集とばかりつらつらと情報の波を眺めていた。
程なく僕にとって必要となる機能のおおよそは把握することができた。ただ、予想外な事実に突き当たった。デザインだ。僕には到底受け入れがたいデザインが施されたマザーボードばかりなのだ。ゲームゲームしたデザインのマザーボードばかりなのだ。
パソコンは使ってなんぼの道具なのでデザインなんて気にしなくても良い。ましてやマザーボードのデザインなど気にするまでもない。そういう考え方もあるだろう。でも僕にとってデザインというのは、何かしら購入する上でとても重要な要素なのだ。今まで使ってきたパソコンはMacだが、その理由として色々と使いやすいということもある。だけど、1番の理由はデザインだ。
身の回りにある全てのものは、きちんとしたデザインが貫かれたものであってほしいと思う。もちろんこれは理想であって現実的にはそういった状況とは程遠い。ただ少なくともある程度コストをかけるならば、相応の所有欲を満たす性能と性能を取り込み昇華させたデザインが実現されたものを求めたい。
というようなことで、マザーボード選びはいきなり頓挫した。本質とは異なる、だけど僕にとっては本質そのものなのだけれど、ともかくデザインを受け入れることができないといった、いささか偏屈な理由で。
まずは順位をつけてみる
とはいえ、マザーボードを購入しないわけにはいかない。マザーボードなしにパソコンを組み上げることはできない。まずはおおよその順位をつけてみることにした。
順位
CPUはRyzen 7 2700Xなので、チップセット300番台と400番台から選べば良さそうだ。その中でもX470、B450、A320の３種類に絞れそうだ。
| 順位 | 名称 | 電源 フューズ数 | M.2 ヒート シンク | サウンド | 一体型 リア パネル | Wi-Fi |
| 1 | ASUS ROG STRIX X470-F GAMING | 10 | ○ | Supreme FX S1220A | ○ | X |
| 2 | ASRock Fatal1ty X470 GAMING K4 | 12 | ○ | CREATIVE SOUND BLASTER CINEMA5 | X | X |
| 3 | GIGABYTE X470 AORUS GAMING 5 WIFI | 10 | ○ | ALC1220 | X | ○ |
| 4 | ASRock X470 MASTER SLI | 12 | ○ | Realtek ALC892 | X | X |
| 5 | GIGABYTE B450 AORUS PRO WIFI | 7 | ○ | ALC1220-VB | ○ | ○ |
| 6 | SUS ROG STRIX B450-F GAMING | SupremeFX S1220A | ○ | |||
| 7 | ASRock X470 Taichi | 16 | ○ | |||
| 8 | ASRock X470 MASTER SLI |
- 「Fatal1ty X470 GAMING K4」と「X470 MASTER SLI」同じ基板設計になっているらしい
- ASUS製X470マザーボードは、M.2スロットにヒートシンクが装備されている（「TUF X470-PLUS GAMING」を除く）
- B450 TOMAHAWKではCPU無しでBIOSアップデートが可能な「BIOS FLASHBACK+」が実装された
チップセット比較 X470 or B450 or A320
| X470 | B450 | A320 | |
| ソケット | AM4 | AM4 | AM4 |
| SLI | ○ | X | X |
| CrossFireX | ○ | ○ | X |
| StoreMI | ○ | ○ | X |
| PCI-Express Gen 2.0 | 8 | 6 | 4 |
| SATA3.0 | 2 | 1 | 1 |
NVLink SLIは使わないだろう。使うにはハードル高そうだ。
2080および2080Tiにのみ搭載されているNVLink。２枚のGPUを１枚のGPUとして扱うことができるこのNVLink機能にはかなり惹かれた。だが、このためにもう一枚2080を購入するのには躊躇してしまう。もう１枚は後に購入すれば良いとも思うのだが、その時に同じGPUモデルがあるとも限らない。
https://storage-x.com/pc/first-self-made-pc04/#nvlink1
であれば、X470でなくても良さそうだ。StoreMIは使いたいのでA320の選択肢は無さそうだ。
チップセットB450のマザーボードで良さそうだ
チップセットはB450で十分。となると順位5の「GIGABYTE B450 AORUS PRO WIFI」が選ぶべきマザーボードになる。
GIGABYTE B450 AORUS PRO WIFI
AMD 第2世代 Ryzen™ / Ryzen™ & Athlon™ with Radeon™ Vega Graphics / 第1世代 Ryzen™ プロセッサー対応
https://www.gigabyte.com/jp/Motherboard/B450-AORUS-PRO-WIFI-rev-10#kf
デュアル・チャンネル Non-ECC Unbuffered DDR4 対応 (4メモリ・スロット搭載)
Intel® Dual Band 802.11ac 無線 WIFI & BT 4.2 搭載
一体型 I/O バックパネル搭載
超高速 Dual M.2 (NVMe PCIe x4 & x2; Dual Thermal Guard 付)
ALC1220-VB 高性能オーディオ
(114dB リア / 110dB フロント SNR マイクロフォン端子 & WIMA オーディオ・コンデンサ付)
RGB FUSION 2.0 (マルチゾーン LED 照明設計・デジタル LED 対応)
Intel® 有線 LAN 搭載
Smart Fan 5 搭載
App Center 対応
Hybrid Digital PWM + Lower RDS(on) MOSFETs
AORUS 400 シリーズ・マザーボードは、ハイブリッド・デジタル電源フェーズ設計を採用しています。
https://www.gigabyte.com/jp/Motherboard/B450-AORUS-PRO-WIFI-rev-10
従来のフェーズ設計より、最新の AMD 第2世代 Ryzen プロセッサー環境にてより低発熱・長寿命化を実現しました。
ALC1220-VB Immersive Gaming ViBesRealtek 高音質 HD Audio
Smart Headphone Amp 付きの ALC1220 120dB(A) SNR HD Audio はオーディオ機器のインピーダンスを自動的に検知・設定し、音量不足や音割れを防止します。
https://www.gigabyte.com/jp/Motherboard/B450-AORUS-PRO-WIFI-rev-10
最新の ALC1220-VB チップは front/rear 入力の SN 比が向上し、戦闘中のボイスチャットでの聞き間違え防止等に役立ちます。
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